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投資

億り人・弐億貯男さんが株式投資で元手250万円を2億7900万円にするまで 日経平均9000円割れを見て「いまなら素人でも儲かるのでは」と思ったのがきっかけ

2002年に投資を始めて資産は100倍以上になったという(写真:イメージマート)

2002年に投資を始めて資産は100倍以上になったという(写真:イメージマート)

 株式投資で億単位の資産を築いた「億り人」は、どのようなきっかけで投資の世界に身を投じたのだろうか。月に1~2回の売買で、元手250万円を2億7900万円にまで増やし、著書『割安成長株で2億円』シリーズ(ダイヤモンド社刊)が8万部を突破した現役サラリーマンが「弐億貯男」さんだ。2002年に投資を始めてから資産を100倍以上にしたという弐億貯男さんに話を聞いた。

 弐億貯男さんが株式投資を始めた2002年当時、日経平均株価は9000円割れまで下がり、「日経平均、バブル後最安値を更新」といったニュースが流れ、市場には悲観ムードが漂っていた。ところが、弐億貯男さんは「そんなに安いなら、いま買えば素人でも儲かるのでは」と考え、株式投資に乗り出した。

「そのなかでも『割安成長株』を買えばいいと考え、PER(株価利益率)と売上高成長率でスクリーニングをかけたら、中小型の新興不動産銘柄がヒットした。成長性は高いのに株価が割安というのは市場で人気がないからですが、そんなことは気になりませんでした。また、発行済み株式数の少ない銘柄は人気になると売り切れになってしまうのでは、といった素人考えもあり、それだったら品切れになる前に買っておこうと考えたんです」(弐億貯男さん、以下同)

株式分割バブルに恵まれる

 タイミングよく、2003年ごろからは新興不動産銘柄が急騰。弐億貯男さんが目につけた発行済み株式数の少ない銘柄が相次いで株式分割を行なう“株式分割バブル”にも恵まれた。

「分割で株数が増えると、株価はいったん2分の1、3分の1へと下がりますが、元の株価に戻ろうとしてストップ高になることも多く、資産は1年で3倍に増えて2004年には1000万円、2005年には2000万円近く、2006年には2000万円を突破するなど大きく伸びていきました」

 その後、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災後の暴落でも含み損を抱えたが、2012年には5000万円、2015年には1億円を突破。その後も増え続け、ついに2019年には2億円を突破したのだ。そして現在、資産は2億7900万円と3億円目前となっているという。

【プロフィール】
弐億貯男/サラリーマン投資家。株式投資で生涯賃金2億円を貯めることを決意し、2003年8月に投資元本250万円からスタート。割安成長株の中長期投資で年率30%を上回るリターンを続け、2019年には資産2億円を達成。今後も年率10%を目標に、2029年に5億円達成を目指す。著書は『10万円から始める!割安成長株で2億円』『割安成長株で2億円 実践テクニック100』(いずれもダイヤモンド社刊)。X(弐億貯男@2okutameo)、ブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」も注目を集めている。

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