「WBCの東京メインスポンサー就任」の狙いと戦略をディップの冨田英揮・社長が明かす
開幕から絶好調のドジャース・大谷翔平(30)の活躍に改めて注目が集まっている。打撃面に加え、投手復帰もポストシーズンに照準を合わせるとみられており、2年連続でのワールドシリーズ制覇、その先には来年3月に開催予定の「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」での躍動にも期待がかかる。そうしたなかで注目を集めたのが、WBCの東京ラウンドとなる「2026 World Baseball Classic Tokyo Pool」のメインスポンサーに、求人情報サイト「バイトル」などで知られる人材サービス企業のディップが就任したニュースだ。同社の冨田英揮代表取締役社長 兼 CEO(58)に、その狙いや戦略について聞いた。
東京滞在中の大谷は「今年のドジャースは去年より更に強いですよ」
3月18日から東京ドームで行なわれた東京シリーズのドジャース対カブス戦は、放映した日本テレビの世帯視聴率が30%を超え、アマゾンプライムビデオなども合わせた視聴者数は実に2400万人を超えた。MLB関連グッズの売り上げも約60億円と過去最高になるなど経済効果は大きく、ポストシーズンやWBCでもそうした影響力に期待がかかるところだろう。
ディップはこの開幕戦でもオフィシャルパートナーを務め、冨田社長は東京滞在中の大谷に会う機会があったという。
「大谷選手は『今年のドジャースは去年より更に強いですよ』と話していました」(冨田社長)
同社は2023年12月から、大谷をブランドアンバサダーとして起用した縁がある。大谷と冨田社長との“20分、一発撮り”の対談動画が話題を呼んだほか、「夢を叶える仕事に出会おう。」をテーマにした同社CMにも出演した。
「当社には求人情報サイト『バイトル』がありますが、大谷選手はアルバイトのイメージとは結びつきにくい。しかし、当社の社名の由来である『dream(夢)』、『idea(アイデア)』、『passion(情熱)』の企業理念は、大谷選手のイメージとピッタリです。私自身、前回(2023年)の侍JAPANでの大谷選手の活躍に大変感銘を受け、当社のブランドアンバサダーとして大谷選手に依頼したところ、快諾してくれました」(冨田社長)