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キャリア

「接客するのが怖くなる…」飲食店の現役学生バイトたちが明かす、客から受けた理不尽な扱い 「何度も呼びつけられて『作り直せ!』」「プライベートな内容を聞かれて…」

「そんなことも知らないの?」嫌味を言われるパターンも

 都内のイタリアンレストランで働くDさん(男性/専門学校2年生)は、ある女性客の行動で嫌な思いになった経験を明かす。

「ある時、女性客の方から『ホットティーにミルクもつけてもらえますか?』と聞かれました。うちの店では『ミルクティーの場合、ホットティーより少し料金の高い別メニューになります』と伝えたら、『頼みたいのはミルクティーではなくて、ホットティー』だと言われた。そこで、無料サービスのコーヒーフレッシュを持っていったら、『紅茶と一緒に出すミルクと言ったら牛乳のことでしょ? あなた、こういう店で働いていてそんなことも知らないの?』と、私のことを馬鹿にするように言ったんです」

 Dさんは納得いかないながらも先輩スタッフを呼んでその場を収めてもらったが、「僕のことを馬鹿にするような一言は必要だったのでしょうか?」と疑問は消えない。

 近頃は単発バイト人材で人手不足を補う店も増えているが、Dさんの働く店ではそのような臨時的な人材もまた、迷惑客やクレーマー被害の対象になっているという。なぜなのか。

「臨時のスタッフだと、客側としても何を言ってもその場限りという感じだからでしょうか。本当に問題ごとがあるなら、学生バイトや臨時スタッフに言っても根本的には解決しないので、社員に伝えないといけない。それなのに社員ではなく学生や臨時スタッフに居丈高になるというのは、ただただ八つ当たりをして、相手に謝らせたいだけですよね」(Dさん)

 学生バイトたちは、冷静に社会の大人たちを見ている。

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