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投資

投資歴7年で資産3億円の元専業主婦・ナスダッ子さんが明かす「エヌビディアがまだ“謎の半導体企業”だった頃から大金を投じられた理由」

ゲーム好きゆえの「エヌビディアとの縁」

 それ以来、ナスダッ子さんが投資し続けているのが「ハイテク株」。夫婦で新しいモノ好きで、アップルの初代iMac(1998年発売)はニューヨークに買いに行ったほどだという。ハイテク企業への関心はもともと比較的高く、その好奇心がナスダッ子さんの資産を大きく増やす、ある企業との縁を繋いだ。

「エヌビディアです。私はゲームが大好きなんですが、ゲームって実は最先端の技術が必要です。例えばパソコンでWordやExcelを使っている時は静かでスムーズですが、ゲームとなると稼働音はかなり大きくなり、動作が遅くなることもある。それほどまでにゲームを動かすにはスペックが必要ということです」

 今でもそうした現象を実感することはあるが、ナスダッ子さんは数十年にわたりゲームを愛好してきた。パソコンの動作の遅くなる現象は昔のほうが顕著で、快適にゲームをするために実際25年近く前に買い求めたのが、エヌビディアの「GeForce」搭載のパソコンだった。

「株初心者の私がいろいろ調べているなかで“このロゴに見覚えがある!”となったのがエヌビディアでした。2010年代後半の当時はまだ“謎の半導体企業”と紹介されるレベルで、車の自動運転に相性がいいと注目され始めたタイミングでした」

 アマゾンやエヌビディアをはじめ、興味のあるハイテク企業に6000万円を投じたところ、2017年夏から3か月ほどで1.5倍に増えたという。しかし、ビギナーズラックは長くは続かなかった。

「2017年の冬に初めて暴落を経験しました。増えた資産が1週間で帳消しになりそうで、株の厳しさを思い知った瞬間でした。ただ、この時は証券会社の人の“落ち着いて”という一言で、なんとか踏みとどまりました。しかし、2018年の年末にも株価が大暴落して、ここでは狼狽売りをしてしまい、その1か月後には株価は反騰。信じて買った銘柄だったのに手放してしまったことの後悔がすごく大きかったです」

次のページ:狼狽売りへの反省で「急落局面でも耐えられるようになった」

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