「普通のおにぎりとは別物！」コンビニの“丼系おにぎり”を食べ比べ　「かつ丼」「チキン南蛮丼」「まぐろたたき丼」…300円超の価格に見合う満足感を検証

完成度の高いローソンの“とろたく風おにぎり”

　ローソンの『具！おにぎり　まるでチキン南蛮丼』は、甘酢タレとタルタルソースで味付けされた鶏の唐揚げをごはんで挟んだサンドタイプのおにぎりだ。価格は354円、カロリーは348kcal。実測した重量は182gだった。今回記者Aは、店舗で50円引きされている商品を購入した。

「袋から取り出すと、鶏肉の部分が大胆にごはんからはみ出ていて、おかずのほうが主役という感じですね。鶏肉は柔らかいものの、ジューシーという感じではない。衣には甘酢タレが染み込んでいて、しっとりしています。サクサク感はありません」

　チキン南蛮としては欠かせないタルタルソースは、ごはんに近い部分に潜んでいた。

「具材とごはんが接している部分にタルタルソースが入っているので、“タルタルごはん”を食べているような感覚もあります。間違いなく“ごはんが進む”系の味付けであり、全体的なボリューム感は結構ありますが、意外とぺろりと食べられます。これもセブン−イレブンの『具だくさんおむすび　かつ丼』と同じで、1個で十分な満足感があります」

　そしてローソンでは『具！おにぎり　まるでまぐろたたき丼（とろたく風）』も販売中。価格は354円でカロリーは348kcal。実測した重量は167gだった。

「まぐろのたたきと細かくカットされたたくあんが混ぜられたものが、ごはんでサンドされているおにぎりです。『具！おにぎり　まるでチキン南蛮丼』とは違って、具材はごはんからはみ出していません」

　記者Aとしては、今回食べた3つの丼ぶり系コンビニおにぎりの中で、この『具！おにぎり　まるでまぐろたたき丼（とろたく風）』が、もっとも完成度が高いと感じた。

「まぐろのたたきが意外と量も多くて食べごたえがあり、さらにたくあんの食感がいいアクセントになっています。醤油ダレはもちろんごはんに合うし、全体的なまとまりがとてもいい。まぐろのたたきとたくあんということで、そもそも冷めた状態でおいしい具材であり、コンビニおにぎりに適しているのかもしれません。

　セブンの『具だくさんおむすび　かつ丼』やローソンの『具！おにぎり　まるでチキン南蛮丼』に比べると、ボリューム感は劣りますが、それ以上に完成度が高いおにぎりだと感じました」