――そういう、学歴にまつわるコンプレックスはどうやったら解消できるのでしょうか。
びーやま:コンプレックスを払拭するには、再受験するしかないです。工業高校卒の知り合いで、資産10億円になるほど経済的に成功しても、「学歴が欲しくて早稲田に行きました」って人がいるんですよ。お金や名声を得ても、大学に行きたい。
――コンプレックスはさておき、スザンヌさん、小倉優子さん、松田聖子さんなど、著名人が30代以降になってから大学に通うという話は増えてきた印象があります。
びーやま:そもそも日本の大学がちょっとおかしくて。大学は基本的に高校を卒業したらすぐに入るもの、みたいな感じになってるけど、本来大学はもっと開かれた場所であるべきですよね。実際に、海外だと高校を卒業して、いったん社会人をしてから大学に入るということは全然珍しくない話です。
高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学したびーやま氏
――自分の出身大学よりも“よい”ランクの大学院に行くことを「学歴ロンダリング」として、ネガティブな捉え方をする人も一部にいますよね。
びーやま:まさにここにいますね(笑)。
ふーみん:はい、僕は否定派ですね。だって、大学受験を突破するのと大学院に入るのって、難易度が全然違うんですよ。
びーやま:違うよね、東大だったら院の方が絶対入りやすいもんね。
ふーみん:大学院って偏差値がないのに、大学の偏差値と同等の学歴として残るのはどうなん、みたいな。だから最終学歴の院だけ言われると、あとから“騙されたわ”みたいな感覚を味わってしまう人がいるのは理解できます。
びーやま:僕は海外の大学の院に行きたいので、もし僕が世界大学ランキング20位とかの大学入ったら、ふーみんの学歴(京大中退)とは逆転するっていう(笑)。