早稲田大学教育学部卒業の「びーやま」氏(左)と、京都大学経済学部中退の「高田ふーみん」氏(右)
日本人は学歴の話が大好きだ。あの芸人は慶応卒、あの俳優は東大卒……など、今や芸能界でも学歴の話はついて回る。
今年、きれいごと・忖度一切なしで「大学受験の真実」について明かした『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』(ダイヤモンド社)を上梓した、チャンネル登録者数 63.4万の2人組受験系YouTuber『wakatte.TV』の「びーやま」氏と、“学歴モンスター”キャラで日本の学歴社会を皮肉る発言が人気の相方「高田ふーみん」氏に、社会における学歴の”役割“について話を聞いた。(シリーズ第2回。第1回から読む)
学歴は「第2の出身地」
――なぜ日本人は学歴の話が好きなのでしょうか。
びーやま:ほんと、なんで好きなの(笑)。
ふーみん:みんなの共通のテーマやからじゃないですか。特に今は大学受験してる方がマジョリティになってきたし。あとやっぱ、昔頑張った話ってみんな好きじゃないですか。元野球部が集まれば野球トークが盛り上がるのと同じで、受験は多くの人が経験するようになったイベントなので。
びーやま:僕は、学歴は「第2の出身地」だと思ってます。地元が同じだったら仲良くなる。学歴も一緒で、同じ大学だとか先輩だとかで仲良くなるじゃないですか。
ふーみん:学歴は自分の持ち札、「第2の名刺」なんですよ。
人がファッションにこだわるのって、自分なりにかっこよく美しく見せたいからじゃないですか。学歴も自分を着飾るものの一つなので、それを手にしたいというのも人間の本能なんじゃないかな。