学校ではなかなか教えてくれない「受験の真実」を教えるスタイルが人気だ
大人になって引きずる「学歴コンプ」の正体は
――学歴はブランド、とはいいますよね。だからこそ学歴コンプレックスを抱えている人もいる。新刊『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』では、今度は「学歴ゾンビ」になっちゃう人もいる、と書かれています。どういう意味でしょう。
びーやま:僕は、学歴コンプを抱えてる人を「学歴ゾンビ」だと定義していて。
ふーみん:ゾンビってことは、すでに命はないわけです。今を生きておらず、未来も生きようとしていない。過去にとらわれていて、墓場にいるような人たちのことです。
びーやま:言い方悪いけど、腐敗している。
――学歴コンプレックスの正体は何でしょう。
ふーみん:嫉妬や僻みのような負の感情があるから、めんどくさいよね。
びーやま:自分の力ではどうしようもない部分、たとえば家柄とか骨格だとある程度諦めがつくけど、勉強って、努力で運命を変えられる手段だと思いやすくて、18年間の通知表が出身大学で社会的に定義されてしまう。だからこそ残酷で、「自分なりの結果」が思うように出せなかった人は、コンプレックスを引きずりやすいのかなと思いますね。
ふーみん:自分はこんなもんじゃないはずだ、みたいな気持ちもあるんじゃないですか。本当は早稲田に行けたけど、試験問題の相性が自分と悪くてとか、緊張しちゃってとかで、滑り止めの大学に行く。そしてその大学が自分の評価になってしまうと、「過去問では点取れてたのに」とか「模試ではA判定だったのに」みたいな悔しさも乗っかってるんやろうな。