「牧のうどん」のキムチうどん卓上のネギ乗せ
「かき揚げ」と「野菜かき揚げ」の違いに注意を
九州のうどん店ではおにぎり、いなり寿司、かしわご飯などをつけることが多いですが、これらも牧のうどんにはあります。私の場合は呑兵衛のため、ビールを飲み、鶏の唐揚げを食べてから、うどんで締めるようにしています。
もちろん九州北部定番の「ごぼう天」「肉」もありますので、資さんうどんを気に入った首都圏の方が九州北部にいらっしゃった時は、牧のうどんにも足を運んでみてはいかがでしょう。
また、牧のうどん通からのアドバイスとしては「かき揚げ=どん兵衛のかき揚げのようなスナック菓子っぽいもので、野菜かき揚げ=タマネギやエビなどが入っている料理的なものなので、違いに注意してください!」とのことです。
いずれにしても、資さんうどんの首都圏進出で九州北部のうどんに興味を抱いた方は、ぜひとも九州北部を訪れた際は、「牧のうどん」と、今回は紹介できなかった「ウエスト」もお試しあれ。もちろん街のうどん店もおススメです。実際、九州北部はラーメン文化というよりはうどん文化なような気がするんですよね……。
【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は倉田真由美氏との共著『非国民と呼ばれても コロナ騒動の正体』(大洋図書)。