れいわ新選組は山本太郎・代表に質問したところ、大石あきこ・共同代表から回答があり、減税勢力結集は「すべきだ」との立場ながら、玉木首相のもとでの結集には「参加できない」とした。
理由をこう書く。
「残念ながら『玉木首相』を持ち上げる与野党勢力は、国民には『手取りを増やす』と言いながら、実際には増税や医療費削減をやり、財界とアメリカの御用聞きを続けるだろう。れいわ新選組は、与野党一致という茶番にはつきあわず、あくまで独自の道を貫く」
共産党の田村智子・委員長も減税勢力結集は「すべき」だが、玉木首相のもとでの結集には参加できる/できないのどちらにも回答しないとした。「消費税減税を実現するために一致点で行動するのは当然ですが、『減税合意』だけで政権をつくることは非現実的です」との立場だった。
こうした各党幹部らのスタンスに対し、渦中の玉木氏はどう考えているのだろうか。
「私のもとでの結集となるかどうかは別として、国民民主党の活動方針に従い、『政策本位で協力できる政党とは与野党問わず連携』する」と回答した。
参院選前後で各党はどう動くのか。国民生活に直結する減税策は実現されるのか。目が離せない。なお、関連記事『《緊急アンケート》「玉木雄一郎総理で減税勢力を結集できるか?」与野党有力議員の回答を全文掲載』では、今回の与野党議員へのアンケート回答全文を掲載している。
※週刊ポスト2025年5月30日号