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ビジネス
渡邉美樹・ワタミ会長インタビュー

渡邉美樹・ワタミ会長に聞く、サブウェイ買収後の次なる展開 ファンが気になるサンドイッチのカスタマイズに「野菜多めが野菜上限と思っていただきたい」と語る真意

タッチパネルのセルフオーダーシステムでは基本、ドレッシング・ソースは1種類選択できるが、古くから根強いファンが多い「バジルソース」&「マヨネーズ」の2種をオーダーできるボタンも装備されていた(店舗による)。写真の「ツナ」(レギュラー税込490円)は「野菜多め」「アクセント野菜 さらに追加」「バジルソース&マヨネーズ」でオーダー

タッチパネルのセルフオーダーシステムでは基本、ドレッシング・ソースは1種類選択できるが、古くから根強いファンが多い「バジルソース」&「マヨネーズ」の2種をオーダーできるボタンも装備されていた(店舗による)。写真の「ツナ」(レギュラー税込490円)は「野菜多め」「アクセント野菜 さらに追加」「バジルソース&マヨネーズ」でオーダー

野菜を大量にパンに挟むと美味しさに影響

──なぜ野菜の「増量の増量」をやめるのですか?

「そんなに大量にパンに挟んで入れると、レタスから多くの水分が出るなどバランスが崩れてしまい、全体の美味しさに影響が出てしまうからです。それなのに店側にはその分の原価がかかる。我々は美味しさを守らなくてはいけないですし、美味しくてお客様が喜ぶものに、より多くの原価をかけたい。野菜マシマシを続けるのは、お客様と店の両方のためにならないと考えています」

──「野菜をたっぷり食べたい」というファンの声は根強いと思います。

「もちろん『多め』は今まで同様、野菜がたくさん入りますからご安心いただければと思います。レタス、トマト、ピーマン、オニオンの4種類の野菜、オリーブ、ピクルス、ホットペッパーの3種類のアクセント野菜のすべてを無料で増量できます。セルフオーダーのタッチパネル端末には野菜・アクセント野菜の種類ごとに『抜き』『適量』『多め』ボタンがあるので、これまで店員との会話での注文が苦手だった方や初めてサブウェイで注文される方には自分のペースで選択し、オーダーできると好評です。

 もっともっと野菜をたっぷり食べたいというお客様には、今年4月に新商品として『日替わりサラダ』(680円)を投入しましたので、ぜひ楽しんでほしいです。4月10日にオープンしたヨコハマベイサイド本店(横浜市)などの限定店舗での展開になりますが、従来800円以上したサラダを200円ほど値下げして提供しています。期間限定・店舗限定ですがパンではなくレタスで具材を包む新商品『サラダラップ』(620円~)も展開し、日替わりサラダもサラダラップも“サブウェイ基準”のフレッシュな野菜を使用しています」

ワタミファームなどが手がける「サブウェイ基準」の野菜

──サブウェイ基準の野菜とは何でしょうか?

「より安心で安全な美味しい野菜を作っていこうと、弊社では、土壌から野菜の育て方、品質まで厳格にルールを定めた『サブウェイ基準』を策定しました。有機農業を手がけるワタミファームをはじめ、現在、日本の農業大手約50社と提携してサブウェイ基準の野菜を作り始めています。サブウェイ基準の安心・安全な野菜を使い、今後も様々なバリエーションのサラダなどを提供していきたいと考えています」

 渡邉会長によると、現在、米粉のパンの開発も進めているという。実現すれば、小麦アレルギーの人にもサブウェイのサンドイッチを味わってもらえる機会が生まれる。今後、どのような新メニューが登場してくるのか、あるいは消えていくメニューやサービスの変更があるのか。新生サブウェイの今後に目が離せない。

次のページ:【写真】店舗限定の新商品など

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