サブウェイ日本事業買収の真相を語る渡邉会長
2024年10月25日、外食大手のワタミがサンドイッチチェーン世界最大手「SUBWAY(サブウェイ)」の日本事業を買収した発表は大きな話題となった。なぜワタミはサブウェイの経営に乗り出したのか、米サブウェイから日本法人を買収できた理由などを渡邉美樹会長兼社長に聞いた。【インタビュー・全4回】
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サブウェイの日本展開は、1991年にサントリーホールディングスが日本サブウェイ株式会社を設立して始まったが、2016年のFC契約の終了に伴い、サントリーは日本サブウェイの株を米国以外の世界のチェーンを統括するサブウェイインターナショナルグループに売却。日本サブウェイは2018年から米サブウェイの傘下になっていた(日本サブウェイは同年、株式会社から合同会社に改組)。
ワタミは2024年10月、国内でサブウェイ事業を展開するためのマスターフランチャイズ契約を米サブウェイと締結するとともに、日本サブウェイ合同会社を買収、完全子会社化した。
なぜワタミは日本でのサブウェイ事業を手に入れたのか。買収で競合した他の日本企業に勝つことができた理由とは。メニュー戦略を含め、渡邉会長に聞いた。