「時代遅れで違和感を覚える」の声も
他の就活生たちは、手書きを指定されることについてどう思うのか。就活以前に、「手書き」での書類提出経験がある人たちからは、
「奨学金の申込で手書きだったので、重要な文書は手書きだという認識がある。だから全然受け入れられる」(経済学部3年)
「バイトの履歴書が手書きだから就活もそうなのかと思っていた。自分の中では当たり前だから違和感はない」(社会学部4年)
など、許容範囲だという声があるが、一方で「面倒」だという声は多い。「ガクチカ以外の面を見たいなら、違う質問を用意すればいいと思う。手書きにして見えることはそう多くないと思う」(法学部4年)と、手書きから類推できることの“限界”を指摘する人もいれば、「企業体質の古さ」を感じるという声だも少なくない。
「めんどくさい。昭和気質な会社そうで、受けるのをやめる」(文学部4年)
「DXが進んでない会社なのかなとか、FAXとか使うような古風な会社だなと思います。いずれにせよ時代遅れで、少し違和感を覚える」(商学部3年)
学生の間で議論渦巻く履歴書の手書き指定問題。もはや少数派とはいえ、企業が学生を判断しようとするのと同様、学生にとっても企業を判断する目安になっているのかもしれない。