いま「晴海フラッグ」で何が起きているのか(撮影/木村圭司)
東京都の一大プロジェクトとして東京2020オリンピックの選手村(中央区)を改修して売り出されたマンション群「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。2024年1月に入居が開始されたが、一帯にはある異変が起きていた。ジャーナリスト・赤石晋一郎氏がレポートする。【全文】
住民からは「手の施しようがない」の声も
「捕まえられるなら、捕まえてみろ!」
警察官の職務質問を受けた男は片言の日本語でこう毒づいた。
スマートシティを目指すこの街の一角では、日常的に中国人絡みのトラブルが起きている。
「晴海フラッグでは中国人の違法行為が野放しになっており、警察が来ても逆ギレして平然としている。もはや手の施しようがないように思えてしまう状態なのです」
こう証言するのは、晴海フラッグの分譲マンションに住むAさんだ。
“白タク”と見られる車両があちこちに(住民提供)