ローソンの『具!パン 焼きそば&ウインナー』(上)と『具!パン メンチカツ&カレーコロッケ』(下)。いずれも価格は300円
食料品の値上げが続く昨今、コンビニで販売される定番商品についても、徐々に高価格化が進んでいる。かつては100円台前半がメインの価格帯だったコンビニのおにぎりも、200円超えが当たり前となり、なかには300円を超える商品も登場するようになった。そして、その高価格化の流れは、惣菜パンにも及んでいる。
ローソンでは、5月20日から『具!パン メンチカツ&カレーコロッケ』『具!パン 焼きそば&ウインナー』という2つの惣菜パンが販売されている。いずれも価格は300円だ。
ローソンの『具!パン メンチカツ&カレーコロッケ』。300円
「コンビニの惣菜パン・菓子パンのメインの価格帯は130円から170円くらい。たとえばローソンの『焼きそばパン』は171円ですし、『あらびきソーセージパン』は149円です。200円を超える商品もいくつかありますが、かなり珍しい。そんななかで、300円の惣菜パンは、異例の商品と言えるでしょう」(コンビニグルメに詳しいライターの小浦大生氏)
この『具!パン メンチカツ&カレーコロッケ』『具!パン 焼きそば&ウインナー』は、KDDIが提供するサブスクリプションサービス「Pontaパス」とローソンがコラボした「具!パン」シリーズ第3弾として登場した商品。その名の通り、2種類の具材をたっぷり使った惣菜パンとなっている。今年3月には第1弾として『具!パン ハンバーグ&ナポリタン』『具!パン メンチカツ&コロッケ』が、4月には第2弾として『具!パン あふれるコーンマヨ』『具!パン ハムカツ&焼きそば』が、いずれも300円で発売された。
ローソンの『具!パン 焼きそば&ウインナー』。300円
「Pontaパス」は、月額548円で電子書籍や動画、音楽などのエンタメが楽しめるサービスで、会員にはお得なクーポンも発行される。今回の「具!パン」シリーズは、Pontaパス会員限定として、半額の150円で購入できるクーポンが発行されている。
通常のラインナップの商品ではなく、あくまでもPontaパスとのコラボ商品であり、なおかつ半額クーポン利用を想定しているとはいえ、コンビニの惣菜パンで300円というのは、かなりインパクトのある価格だ。果たして300円に見合うものなのか。マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者・Aが実食した。