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「どこにあるの…?」シェアサイクル・電動キックボードの「ポート」スキマ設置増加で利用者困惑 住宅地でウロウロして「不審者扱い」される人も

ポートを探す人に声をかけた住民も不審者扱い?

 Bさんは、「最近自宅周辺に知らない人がよく歩いているようになった」と言う。Bさんが見ている限り、そのアパートの駐輪場にあるポートを探し歩いているようだという。

「最初は私もそのポートがあることに気付いていなかったんです。だから、私が家から出た瞬間にスマホを持った男性がウロウロしていて、ちょっと怖かった経験がありますね。その後、そのポートが設置してあるということを知って、うろつく若者の目的を理解しましたが……」(Bさん)

 そんなBさんは、ポートを探している利用者に出くわした時に、声をかけていいかどうか迷うことが多いと話す。

「一度大学生くらいの男性がポートを探していたと思われる姿をみかけて、案内しようと思って声をかけたら、『は?』みたいな感じで、すごく嫌な対応をされたんですよ。その男性はイヤホンをしていたから、よく聞こえなかっただけなのかもしれないけど、こっちの善意を踏みにじられたみたいで傷つきました。ただ、相手にしてみれば、見知らぬ人が人気のない住宅地で声をかけてきたということで、僕のほうこそ怪しいと思われるよな、と思い直しました」(Bさん)

 そういった出来事が続いた結果、Bさんはポートを探す利用者がいても、自分から話しかけることは極力しないようにしているという。

「明らかに助けを求めているような感じであれば話しかけますが、基本スルーです。不審者扱いされるのは嫌ですから。それ以前に、できることなら見知らぬ人に自宅前の狭い道でウロウロしてほしくないというのが本音ですけどね」(Bさん)

 建物の敷地内に空いているスペースをポートとして有効利用できるのがシェアサイクルの利点ではあるが、あまりにもわかりにくい場所にあると、利用者の利便性が損なわれるだけでなく、近隣住民への迷惑にもなりかねない。さまざまな可能性を考慮したうえでのポート設置が求められそうだ。

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