一方で「別に広告を見ても、その脱毛クリニックに行こうとはならない」と、脱毛広告に対して否定的な感情を漏らすのは、Bさん(法学部2年/女性/神奈川県)。
「インスタで流れてくる脱毛広告は安さを全面的に押し出すものばかり。安すぎると、効果が疑わしいし、そもそもそんな上手い話はないのではと思っちゃう。しかも脱毛サロンって、結構倒産する話も聞くので、怖いです。広告よりも、友人の口コミとか、そのお店がどれだけ長く続いていて信頼できるかとかを重視すべきでは」
直接的すぎる文章や映像に辟易
SNSのタイムライン上に、自分は望んでない広告が流れてしまうことに嫌悪感を示す人は少なくない。Cさん(文学部4年/女性/東京都)は、「規制してほしい」と憂える。
「ウェブサイトとか、特定のインフルエンサーが脱毛の宣伝をしてる分には、そこを訪問しなければいい話だからいいんです。けどSNSに流れてくる広告は避けられない。直接的すぎる文章や映像が多くて、嫌な気持ちになります」
ネット上で不可抗力的に流れてくる脱毛広告。それがあまりに大量だと、かえって選択する気力を失ってしまう人も少なくないのかもしれない。