SNSに流れる広告にうんざりという人も(イメージ)
スマホでSNSを見ている時、まるで自分の悩みや関心事がわかっているかのような広告表示がされるのを感じたことはないだろうか。SNSのプロフや検索履歴、属性、位置情報などを追跡されているために起こる事象で、特にこの季節、若い女性たちのSNSに多く流れてくるのが、「今から始めれば夏に間に合う!」といった謳い文句で脱毛を勧める広告だ。
当然そうした広告が脱毛を始めるきっかけになることもあるだろうが、あまりにも似たような広告ばかりが流れてくることに食傷気味の人たちも多いようだ。そうした広告のターゲットになりやすい女子学生たちの声を聞いた。
「時間がある学生のうちにやっておきたいが…」
Aさん(商学部3年生/女性/東京都)は、「脱毛の広告を見ると、自分も脱毛したいなという気持ちにはなる」としたうえで、脱毛サービスを展開している店舗が多いことを理由に、「慎重に検討したい」と話す。
「周りで脱毛をやっている友達は、結構いますね。多いのはワキで、全身をやっている人もいます。脱毛のためにバイトをする人も珍しくありません。時間がある学生のうちにやっておきたいという考えの人も多いと思います」(Aさん)
ただしAさんは、「広告に煽られてるだけのような気もする」とも。
「周りの友人も、みんながみんな脱毛をやっているわけではないし、そもそも毛量は個人差がある。さらにいえば、全身を脱毛する必要があるのかどうか……。タレントさんが全身脱毛をしたと聞けば、やっぱり全身脱毛をやったほうがいいのかと思ってしまうけど、友人のなかには全身脱毛コースを契約して、だんだん行かなくなって、結局お金をムダにした人もいるから、よく考えないといけないなと。ただ、いかんせんお店が多すぎる。選び方が難しすぎて、結局なかなか一歩を踏み出せないでいます」