「分散投資」のメリット
DAIBOUCHOU氏は投資を始めてから約4年間で運用資産が1億円を超えた。驚くべきスピードだが、大きく資産を増やすことができたのは不動産株への「集中投資」が成功したからだという。
ただ、特定の銘柄への集中投資はハイリスク・ハイリターンだ。“億り人”となってから安定重視の中長期投資にシフトしたというDAIBOUCHOU氏は、「分散投資」の重要性を説く。
「“資産を守る”という点では分散投資をしたほうがいい。中には株価が下がる銘柄も出てくるでしょうけど、上がるものがあればトントンになる。投資先をしっかり見極めて分散投資しておけば、トータルでマイナスになることはそうそうありません。ちゃんと資産は増やせます。私の場合は分散投資で堅実に資産を守りつつ、不動産株への集中投資で大きな利益を出してきたという形ですね。
分散投資というのは、投資の経験値を積むという点でもメリットがあります。1銘柄に投資するよりも、10銘柄のほうが10倍経験を積める。自分が持っている銘柄であれば、その企業の株価や発表に目を光らせるようになって、色々な学びや気づきを得られると思います。最低投資額が10万円以下の銘柄は、分散投資がしやすいという意味でも初心者の方にお勧めです」
昨年1月にスタートした新NISAの成長投資枠の年間投資上限額は240万円のため、非課税枠で10万円株を20銘柄以上買うことができる。