街歩きの情報だけには頼らない
地方の企業に目を向け始めた同氏だが、以前から注目していた「トライアルホールディングス」(東証グロース・141A)の株は損切りしたという。北海道を旅行した際に見つけた格安スーパー「TRIAL」を運営する企業で、地方のロードサイドの人があまりいない場所に出店しており集客力も抜群。これまで勢いのある企業として評価していたが、ある欠点が見えてきたという。
「私はチャートを重視する『順張り』タイプなのですが、既存店の売上が100%を超えていないこと、そして西友買収による金利負担が重なって、株価が下落したことに着目しました。チャートを見ると金利が上昇する局面で資金的に余裕がないことが窺え、これは持っているのはきついぞと、私の損切りの判断基準に引っかかってしまいました。
株価の推移を見れば、株価が大きく上昇したのは西友を買収した頃ですが、そのあとに成果も得られずに金利負担のほうが重荷になっている状況と見受けられます」
街歩きに加え、AI活用やチャート分析によって投資判断をしているwww9945氏だが、今は具体的にどのような銘柄に注目しているのか。関連記事『【資産7億円のwww9945氏が厳選した5銘柄】「任天堂Switch2が追い風になる意外な企業」ほか 街歩きと最新AIのハイブリッドで見つけた「注目の成長株」』で詳しく紹介している。
【プロフィール】
www9945/元清掃員。個人投資家。東京都在住。チャートや企業分析などあらゆる角度から銘柄を選定し、信用取引を駆使して投資を行なう。1996年から本格的に投資を始め、2004年から現在のハンドルネームで投資ブログを開始。著書『年収300万円、掃除夫だった僕が7億円貯めた方法』(宝島社)が発売中。