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投資
小型株集中投資の達人・遠藤洋さんの投資術

「注目すべきは株価よりも時価総額です」 小型株集中投資で億り人になった遠藤洋さんが解説する“銘柄選びの着眼点”

どんなときに株は下落する?

●Q:株価が大きく変動するきっかけとして適切でないものを1つ選んでください

【1】いままでになかった新商品・サービスが発表され、注目を集めて株価上昇

【2】個人情報の漏えいや不正利用が大々的なニュースになって株価下落

【3】ウイルス感染症の世界的まん延で外出自粛が広がって株価下落

【4】東京都心の高速道路で交通事故による大渋滞が発生して株価下落

ヒント:日常的なニュースでも、実はそれがきっかけで株価は動いています

(正解は以下)







●正解は【4】

 最も株価への影響が小さいのが、【4】の交通事故による渋滞です。毎日のように発生しているため、それだけが原因で株価に影響を与えることは考えにくいでしょう。

 一方、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)やロシアのウクライナ侵攻などの世界的な異変、個人情報の漏えいや粉飾決算など経営に大きな影響を与える事件をきっかけに、株価が大きく変動するケースはよくあります。

 ただし、ネガティブなニュースだからといって、必ずしもすべての株価が下がるとは限りません。

 新型コロナウイルスが猛威をふるって、多くの国々で外出自粛やロックダウンが実施された際、客足が遠のいた観光業やホテル業、外食業に関連する会社の株価は大きく下がりましたが、逆に宅配の出前館(2484)、オンライン診療を手がけるメドレー(4480)、宅配便のSG ホールディングス(9143)など、在宅需要をとり込んだ会社の株価は大きく上がりました。

 新型コロナウイルスの感染が拡大しはじめた2020年1月末に比べると一時、出前館の株価は4倍近く、メドレーとSG ホールディングスの株価は約5倍になりました。

 このように、ある一方の見方からすると株価にネガティブなインパクトを与えるニュースであっても、着眼点をかえてみれば、ポジティブなインパクトを得られる株があるのです。

【ポイント】株価に悪影響を与える情報に株価上昇のチャンスもある

※遠藤洋・著『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)を元に一部抜粋して再構成

【PROFILE】
遠藤 洋(えんどう・ひろし)/1987年埼玉県生まれ。東京理科大学理工学部を卒業後、ベンチャー企業を経て26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大年間利回り+600%、1銘柄の最大投資益+1760%を達成。短期トレードではなく、本質的な価値を見極め「半年で株価3倍を目指せる小型株」に集中投資するスタイル。『プレジデント』や『経済界』『週刊ダイヤモンド』などメディア出演多数。著書に『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』(ダイヤモンド社)など多数。なお、遠藤氏の最新注目銘柄については、関連記事『《小型株投資の達人・遠藤洋さんの「大化け期待株」6選》M&A仲介、不動産コンサル、人材派遣ほか「大きな伸びしろ」が期待できる理由を詳細解説』にて紹介している。

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