マッチングアプリを使った恋活・婚活マーケットは急成長を続けている（写真：イメージマート）
出会いの手段はテクノロジーの進化により大きく変化し、オンライン・恋活市場はここ数年で大きな成長を遂げている。今回は、オンライン恋活・婚活市場で大幅成長をしている企業をピックアップし、個人投資家、経済アナリストの古賀真人氏が解説する。
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現代の日本において、出会いの手段はテクノロジーの進化により大きく変化し、オンライン恋活・婚活市場はここ数年で大幅な成長を遂げている。グローバルに見てもこの傾向は同様であり、年平均成長率は年5～8％の堅調な成長トレンドを辿っている。
そしてオンライン恋活・婚活のグローバル市場は2023年85億ドル（1兆2750億円）だった規模が2030年129.5億ドル（約2兆円）へ急拡大するという推計も出ており、ここからさらなる伸びしろが期待できる。
日本単独では、2023年時点で約730億円規模だったが、2030年に約1335億円へと倍近くとなる成長が予想されており、その中でもマッチングアプリの市場は、2022年に約90億円だった市場規模が2033年に約210億円と倍以上の規模になるという予測も出されている。とりわけ日本の成長率は著しく、年間8～9％成長で拡大中だ。
また、日本では婚姻率が年々低下しており、少子化に拍車がかかっている。このような社会情勢からも、自治体が出会いや恋愛を後押しする支援策を共創する取り組みも始まっている。
このように出会い系マーケット規模は今後もまだまだ拡大を期待できることから、長期的な視野で見ると投資対象として検討する価値が十分にある。出会い系市場にサービス提供している企業で、今後の成長期待が高まる取り組みを行っている会社を見てみよう。
