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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米経済指標で金融政策を見極め

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米経済指標で金融政策を見極め
3日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米国の雇用統計は悪化の半面、ISM非製造業景況感は改善が予想され、過度なドル売りは抑制される見通し。一方、日銀利上げ観測の後退で、円売りもドルを支える。

前日発表された米ADP雇用統計は予想外のマイナスとなり、労働市場の縮小による連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策への思惑から長期金利の上昇は抑制され、ドル売りに振れた。ユーロ・ドルは1.1750ドル付近から1.18ドル台に回帰し、ドル・円は144円20銭台から143円50銭台に軟化。本日アジア市場もその流れを受け継ぎドル売りに振れやすい展開に。ただ、ドル・円は値ごろ感によるドルの買戻しで、143円後半に持ち直した。

この後の海外市場は明日のNY休場を控え、複数の米重要経済指標に反応する展開が予想される。雇用統計は非農業部門雇用者数の減少と失業率の上昇、前週分の新規失業保険申請件数は悪化が見込まれ、FRBの7月利下げ観測が広がればドル売り要因になりそうだ。一方、ISM非製造業景況指数は前回11カ月ぶりに節目の50を割り込んだが、再び同水準を上回る内容に改善すれば極端なドル売りを抑制。もっとも、各国との貿易協議を見極め、ドルの戻りは鈍いだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:50.0、速報:50.0)
・21:30 米・5月貿易収支(予想:-710億ドル、4月:-616億ドル)
・21:30 加・5月貿易収支(予想:-60.5億加ドル、4月:-71.4億加ドル)
・21:30 米・6月失業率(予想:4.3%、5月:4.2%)
・21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:前月比+11.0万人、5月:+13.9万人)
・21:30 米・6月平均時給(予想:前年比+3.8%、5月:+3.9%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:24.0万件、前回:23.6万件)
・22・45 米・6月サービス業PMI改定値(予想:53.1、速報:53.1)
・23・05 米・6月ISM非製造業景況指数(予想:50.8、5月:49.9)

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