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投資
おけいどん式投資メソッド

「増配+含み益で二度おいしい」億り人・おけいどん氏が好む「増配株投資」で米国株に注目する理由、長期保有で投資額に対する配当利回りが上がっていく喜び

米国株に注目する理由

 米国企業はイノベーションを起こしたり、強いブランド力を有したりで世界中に市場を有しており、そのサービスや商品をグローバルスタンダードとし、資本主義経済のトップランナーとして走り続けています。

 なおかつ、ガバナンスも整い、コンプライアンスにも優れ、プロの有能な経営者がいて、素晴らしい業績を上げ、株価を上げてきました。株主還元の意識も強いです。景気に関係なく利益を出せる企業も多いです。

 みなさんの周囲を見渡してみてください。グーグル、アップル、マイクロソフト、アマゾン、コカ・コーラ、マクドナルド、スターバックス、ディズニーランド、P&G、VISAカード、マスターカード、ナイキ……これらはすべて米国企業です。これらは日本社会に、私たちの生活に普通に溶け込んでいます。日本だけではありません。世界中どこへ行っても、半日だけでも米国企業のサービスや製品を使わずに暮らすことなど到底できません。

 企業が強い背景に、米国という国が強いことも要因として挙げられるでしょう。

 先進国でありながら人口が増加しています。人口が増えることは、有能な人材が増えることであり、需要が増えることにもなります。基軸通貨ドルを持っていて、世界最強の米軍を有していて、GDPが世界トップで経済が強く、食料やエネルギー面で自給率が高い。そして、米国政府は経済政策の舵取りがうまいです。

 さらには、株式市場が強いことも要因に挙げられるでしょう。

 世界の時価総額1位を争う、マイクロソフト、アップル、エヌビディアのような大型株でも、大きく成長してきた実績があります。米国株式市場は、世界最大の時価総額で世界中から投資マネーが集まります。株価指数が新陳代謝しており、たとえばS&P500は採用条件が厳しく、業績が悪化すれば外されるのです。NYダウも、S&P500も、ナスダック総合指数も、数々の「ショック」を乗り越えて高値更新してきた歴史があります。

 いろんな角度から見て、米国株が強いことがお分かりいただけたと思います。

 増配株は基本的に、増収増益(売上高が増えて営業利益も増えること)を背景に増配しています。日本株では50年以上の連続増配の銘柄はありませんが、米国株には50年以上の連続増配の銘柄が複数あります。売上高、利益の規模が大きく、人口も増加して成長も期待できる米国の企業にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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 では、米国の増配株に投資する際はどのような視点を持てばよいのか。関連記事《億り人・おけいどん氏が注目する米国増配株6銘柄 銘柄選択の「8つのルール」を踏まえて厳選、決済事業者やレンタルサービスなどお宝株の数々》では、おけいどん氏が増配株の選び方のポイント、個別の注目銘柄を解説している。

【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴26年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を100銘柄以上保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円とともに退職して自由となり、2024年にはピークで資産1.9億円に到達。著書に『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)など6冊。

 おけいどん氏の新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』は、「投資×自己啓発×タイムリープ小説」で、巻末で優良41銘柄を分析して紹介。「小説だから楽しみながら読み進めていくうちに自然と投資モチベーションが上がり、この1冊で投資の本質も理解できるでしょう。巻末で具体的な銘柄も解説しています」(おけいどん氏)

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