新機能搭載機種のデビューを業界全体が盛り上げ(イメージ)
パチンコ遊技機に新機能「ラッキートリガー3.0プラス」(以下、LT3.0プラス)を搭載した新機種が、7月7日に全国のパチンコホールに導入された。従来の機種よりも高い射幸性と幅広いゲーム性を実現するとして注目されているLT3.0プラスだが、ユーザーの反応はどうだったのか。
2024年3月に導入された機種から搭載可能になった「ラッキートリガー」(LT)は、単純に言えば“一時的に出玉性能が高まる機能”だ。パチンコでは「総量規制」として、“RUSH(確変)突入時に獲得できる期待出玉の上限”が定められている。通常のRUSH(確変)においては総量規制は6400個だが、LTと呼ばれる状態においては一時的に総量規制が9600個に緩和される。通常のRUSH(確変)に加えて、より多い出玉獲得が期待できるLTを搭載することで、出玉の波が多彩になるというものだ。
LTを搭載するにはいくつかの条件があったが、2024年7月には「LT2.0」として一部の条件が緩和、今年7月からは「LT3.0プラス」としてさらに緩和された。
LT3.0プラスの大きな特徴は、“チャージ”と呼ばれる出玉が少ない大当たりを搭載する必要がなくなったこと。さらに、全体の獲得出玉に対するLTが占める割合が大きくなったため、“RUSH=LT”という機種が作りやすくなった。つまり、1回の大当たりで獲得できる期待出玉が大きくなり、よりメリハリのある出玉を実現できるというわけだ。
また、LT3.0プラスの“プラス”の部分として、パチンコのゲーム性が格段に広がっている。パチスロの“チャンスゾーン”と呼ばれる機能のように、“このゾーンで大当たりを引いたらLT突入率が高まる”などといった仕様や、段階的にRUSH継続率が高まっていく仕様なども可能になった。より複雑なゲーム性を持った機種が登場することになるのだ。