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ビジネス

不動産業界の役員報酬の高さは新興勢力が財閥系を凌ぐ勢い 「不良債権の受け皿」だったヒューリックは地価上昇で躍進、西浦会長の3.17億円を筆頭に高額報酬役員が続々

“台風の目”となったヒューリック

 なかでも“台風の目”となっているのがヒューリックだ。同社の会長・西浦三郎氏(77)は、役員報酬は3億1700万円で業界4位に入っている。

「西浦さんは元みずほ銀行の副頭取で、もとは富士銀行出身。銀行マンから不動産に完全シフトした方です。銀行時代より報酬は上がっていますし、幕張で大型アリーナの開発にも乗り出す予定」(経済ジャーナリスト・森岡英樹氏)

 同社からは西浦氏のほかに前田隆也・社長(63)が2億9800万円で5位、中嶋忠・副社長(69)が18位にランクインしている。森岡氏が指摘する。

「もともとヒューリックは、旧・日本橋興業という社名で、不動産や保険代理店業を営んでいました。1990年代、不良債権処理が社会課題となるなか、富士銀行の関連会社だった同社が“受け皿”として不良債権を引き受けた。時が経ち、地価が上昇すると、それらの資産が一気に優良債権化。今やヒューリックの成長を支える主力ポートフォリオとなっています。電通の本社ビルを取得したのもヒューリックで、電通は(売却後も)リースバックで引き続き本社として使用しています」

 ただ、そのヒューリックをさらに凌ぐ新興勢力もある。関連記事《【不動産業界の高額役員報酬実名ランキング30】1位は財閥系を抑えオープンハウスグループ創業社長の6.7億円、ヒューリックも上位に複数ランクイン》では、不動産業界の役員報酬ランキングの詳細を公開している。

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