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ビジネス
おけいどん式投資メソッド

「トランプ大統領に逆らわない投資」に勝機あり 億り人・おけいどん氏が株価上昇を期待する「米国株で有望な3つの業界」を解説

需要が伸びる米国の業界は「半導体、資源、農業」

 投資の大原則として、市場が拡大していく分野を見極めることが大切です。拡大する市場(=需要量の増加)に商品やサービスを供給する(=供給量の増加)から、売上高や利益が拡大していくと言えます。それにより、株価が上がるという流れです。

 これからも需要が伸びる業界の代表格として私が考えるのは、「半導体、資源、農業」です。その理由を説明します。

【1】半導体
 経済産業省によると世界の半導体需要は2030年に2020年と比較して約2倍の規模になるとされています。今後も需要が伸びていくと考えられているわけです。半導体は家電、電子機器、自動車、AI(人工知能)、自動運転をはじめ、人工衛星、戦闘機などにも使われており、私たちの生活から国防まで世界・社会を広く支えています。半導体業界は、材料、設計、製造装置、製造などに分かれます。

【2】資源
 今後、新興国が経済発展すると資源の消費量が増すと想定できます。国の発展、街づくりには、鉄が欠かせません。鉄は鉄鉱石と原料炭から製造されます。また、世界的な電化の流れから、銅やリチウムの消費量も増えるでしょう。これら資源価格は短期的には上下しながらも、長期的には需要増とともに上昇すると考えられます。したがって、資源関連企業の株価は上がることが予想できます。

【3】農業
 地球の人口増とともに、食料需要が増えることは容易に想像できます。国連によりますと、世界の人口は2021年に79億人であったのが、2030年には85億人、2050年には97億人に増加する見込みです。対して、世界の農地面積はさほど増えないとされます。かつ、気候変動による豪雨や渇水・気温の上昇、また紛争などが頻発しており、農作物の収量を不安定化にする要因となります。これらの状況を鑑みると、食料を効率的に増産せねばなりません。私は農機、種子、肥料などの事業を手がける企業に注目しています。

 * * *
 そう語るおけいどん氏が今、具体的に注目している米国株の個別銘柄については、関連記事『《資産2億円・おけいどん氏も保有する米国株3銘柄》伸びる業界「半導体、資源、農業」で高い利益率を実現する成長株!「世界最強の株式市場」への長期投資で儲けを狙う』で詳しく解説している。

【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴26年)、物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を100銘柄以上保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円とともに退職して自由となり、2025年7月には2億円に到達。著書に『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)など6冊。


 おけいどん氏の新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』は、「投資×自己啓発×タイムリープ小説」で、巻末で優良41銘柄を分析して紹介。「小説だから楽しみながら読み進めていくうちに自然と投資モチベーションが上がり、この1冊で投資の本質も理解できるでしょう。巻末で具体的な銘柄も解説しています」(おけいどん氏)

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