ビジネス

てるみくらぶ、破綻直前まで求人広告で財務健全性アピールか

格安料金で人気があったが…

格安料金で人気があったが…

 格安海外旅行の「てるみくらぶ」が3月27日、資金繰りの悪化を理由に経営破綻した。負債総額は151億円、申し込み済みのツアー件数は3万6000件、被害総額は99億円に上り、多くの利用者が返金を求めて混乱が生じる事態となっている。

 被害はそれだけに留まらない。今春入社予定の新卒内定者が内定を取り消されており、その数、社員約80人に対して約50人。この異常事態に複数の企業が救いの手を差し伸べている。そんな中、同社の来春の2018年度新卒の求人広告が、大手人材会社のサイトにギリギリまで掲載されていたことも話題となっている。

 現在、就職活動中と思しき学生からは、

〈てるみくらぶってこの前プレエントリーしたばっかりなんだけど〉
〈採用のエントリーしてみたら案の定破産しましたとメール来てワロタ〉
〈説明会の連絡もなーんにも無かったんだって。そういう事だったのね。〉

 などのツイートが散見され、すでにエントリーしてしまった学生が一定数いたこともうかがえる。通常はエントリー後、会社説明会の日程などといった今後の採用の流れがアナウンスされるものだが、音沙汰なしだったようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。