なごちょう氏はどのように有望な割安株を発掘しているのか(写真:イメージマート)
株式投資で億超えの資産を築いた“億り人”はどのように銘柄を選んでいるのか。50万円を元手に株式資産1億9000万円を築いた兼業投資家、名古屋の長期投資家(なごちょう)氏に聞いた。超分散投資の長期投資家である同氏の割安株投資の手法は再現性が高いといい、本業で多忙な多くのサラリーマン投資家でも取り入れやすいものだという。日本の株式市場には4000近い企業が上場しているが、数多くの銘柄のなかから有望な銘柄をどう見つけているのか、具体的な割安株の発掘方法について解説してもらった。
なごちょう氏「銘柄スクリーニング」6つの条件
学生時代から株式投資を始め、数々の歴史的な暴落に遭遇しながら一度も市場から退場せず、“億り人”となったなごちょう氏の投資スタイルは、割安株への超分散投資だ。2025年10月現在、日本株を200銘柄以上保有し、株式資産は約1億9000万に上る。2024年の年間配当金は500万円を超えている。
なごちょう氏の割安株投資の手法の基本は、銘柄のスクリーニングだ。以下の6つの条件で有望な割安株をスクリーニングするという。