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ライフ
パチスロ「ボーナストリガー」搭載機の評価

期待されたパチスロ「ボーナストリガー」搭載機、“AT機は怖いがノーマルタイプでは物足りない”というユーザーを狙うもホールでの存在感がイマイチな理由

パチスロ人気はAT機とノーマルタイプで二極化している(イメージ。Getty Images)

パチスロ人気はAT機とノーマルタイプで二極化している(イメージ。Getty Images)

 今年6月からホールに導入されている新機能「ボーナストリガー」(以下、BT)を搭載したパチスロ機。射幸性が高い機種が人気となっている現在のパチスロにおいて比較的射幸性が低く、遊びやすいと言われているBT機だが、ホールでは大きな存在感を見せられない状況が続いている。その背景を探った。【前後編の前編】

AT機とノーマルタイプで二極化するなかで登場

 パチスロにはボーナスだけで出玉を増やすノーマルタイプと、通常時に高確率で成立している小役を揃える打ち方をアシストする機能を持つAT(アシストタイム)機がある。一般的にノーマルタイプは射幸性が低く、比較的少ないお金で遊技できるとされ、AT機は射幸性が高く、使用するお金が多くなる傾向がある。BT機はノーマルタイプにボーナスの連続性を加えたもので、射幸性はノーマルタイプよりも高いが、AT機よりは低いという特徴がある。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。

「現在ホールでユーザーから高い支持を得ているのは、主に射幸性が高いAT機です。その射幸性の高さは、もっとも射幸性が高かった時代とも言える1990年代末から2000年代前半にかけての4号機時代に匹敵するレベルになりつつある。出玉の波が荒い機種がユーザーに支持されるのは自然なことですが、射幸性が高すぎるとユーザーは疲弊しますし、依存症の問題もあります。

 一方、ノーマルタイプの機種はつねにユーザーから一定の支持を得ていますが、5号機から現在の6号機へと移行するタイミングで、出玉規制強化がありボーナス1回で得られる出玉数が減少したこともあり、以前に比べると存在感が薄まりつつあります。

 そうした中で、AT機ほどではないもののノーマルタイプより大きな出玉が得られる可能性を秘めている機種として登場したのが、BT機です。AT機とノーマルタイプが二極化する状況で、射幸性は低めでありながらノーマルタイプよりゲーム性が幅広いBT機を導入することで、“AT機は怖くて打てないけど、ノーマルタイプでは物足りない”というユーザーを引き止めるという狙いもありました」

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