愛鷹氏の「決算短信チェック法」はシンプル(イメージ)
これまで98銘柄の「10倍株(テンバガー)」という驚異的な記録を樹立した現役サラリーマン投資家・愛鷹(あしたか)氏は、160万円を元手に20代で株式投資を始め、30代で“億り人”に。2025年9月、築いた運用資産は4億円に達した。買ってから株価が10倍になる「10倍株」を見つけるのは至難の業だが、愛鷹氏は決算短信で好業績を確認してから購入して数多の10倍株を探し当ててきた。その手法を解説する。
「テンバガーハンター」と呼ばれる愛鷹氏が自身の投資手法を公開した著書『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部抜粋・再構成して紹介する。
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私が決算短信をチェックするのは、会社から帰宅し、夕飯と入浴を済ませてから寝るまでの時間です。決算が集中する時期になると、1日に5時間以上かけていたこともあります。この決算読解を毎日続けられたのは、読むのがなにより楽しみでもあるからです。
かつては年間で2000社ほど(全上場企業の過半数)、1日最多で400~500社の決算短信をチェックしていたこともありました。いまでも、保有株を含めて年間1000社ほどは、決算短信に目を通しています。
私の決算短信のチェック法は、次の通りです。
その日に決算短信が発表された銘柄を片っ端からチェックしていきます(開示数が多い場合は、投資対象から外している業種やテーマを除きます)。
上場企業の情報開示は、東証の「適時開示情報伝達システム(TDnet)」や、金融庁の電子開示システム「EDINET」で閲覧できます。
営業利益と配当を中心にチェック
1日500銘柄をチェックしたことがあるといっても、営業利益と配当を中心にチェックポイントは限られており、財務に関する細かな情報は見ません。
決算短信の1ページ目で業績を確認して、減収減益になっていたら、保有銘柄でない限り、その時点で目通しストップ。「ハイ、次いってみよう!」と、次の銘柄に移ります。
景況感のよし悪しにもよりますが、決算短信を見ている銘柄のうち、全体の5分の1くらいは決算短信の1ページ目で切り捨てているイメージです。
売上高や営業利益が伸びている銘柄に関しては、「連結経営成績に関する定性的情報」を斜め読みします。本業で稼げているか、新製品・サービスは稼げているか、新規事業があればその動向はどうなっているのか――といったことをチェックしたら、「ヨシ、次!」と、次の銘柄に移ります。
