2025年の日経平均株価は4月の3万1000円割れから5万円超えと半年で2万円以上も駆け上がるなど激しい値動きが目立った。5万円を挟んだ乱高下が続く展開に「さすがに上がりすぎではないか」と警戒の声も広がる。
だが、市場で見放されがちな割安銘柄を発掘し、株式投資で10億円超の資産を築いている兼業投資家の株億太郎さんは「2026年半ばには6万円のラインをクリアするだろう」と予想する。そんな株億さんに、2026年の株式相場の見通しとともに、安定的な配当を手にしながら値上がり益も期待できる2026年注目の5銘柄を厳選してもらった。
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2026年相場のプラス材料とマイナス材料
株億さんは2026年の株式相場の見通しをこう語る。
「内外情勢の変化が少なければ、年央に6万円を超えると考える理由はいくつもあります。新NISAの口座数が増えて投資家の裾野が広がりましたが、本格的な投資はまだこれからという人も少なくない。素材は揃ったけど、まだ料理していないような状況であり、まさにこれから投資が本格化すると考えれば、株高のプラス材料となります。
何より2025年はAIブームで一握りの関連銘柄が相場を押し上げましたが、相場全体を見渡すと、依然割安な銘柄が多い。企業側も株価を意識した経営に注力し、増配や自社株買いなど株主還元を強化しているところです。株主を増やそうと工場見学を増やすような動きも見られ、投資家も株主総会だけでなく、企業に接する機会が増えている。一方でAI相場はどこかで調整が入るでしょうが、それに代わるように幅広い銘柄に買いが広がることで、株価上昇が期待できるのではないかと見ています」(以下、「」内コメントは株億さん)
ただ、懸念材料がないわけではない。
「AI・半導体相場の調整に加え、中長期的には物価高や人材不足などによる二極化が進むかもしれません。地政学リスクも日中問題が長引くなどすれば、日経平均株価も4万3000円くらいまで下がる可能性もあるでしょう」
「インフレ下で値上げできる会社」はなぜ強い?
一時的な下げはあると睨みつつも、基本的にはより幅広い銘柄が買われて株高基調に変わりはないと分析する。そうしたなか、注目するのが「インフレ下で値上げできる会社」だという。
「インフレが進むなか、物価高を価格転嫁できる“値上げできる会社”は要注目です。特にAI関連への一極集中が続いてきたなか、株価に出遅れが目立つ『食品』『化学』『繊維』『サービス』『IT系』などで値上げしても販売量が変わらないような競争力を持つ企業に目を向けておきたい」
そうした観点から株億さんがピックアップしたのが、安定的な配当を手にしながら値上がり益も期待できるという、以下の5銘柄だ。