株式投資に失敗しても食いぶちに即困ることはない
サラリーマンとして、社会や経済に日々リアルに触れていることは、株式投資にも確実に活きています。起業するほどの熱量もない私の場合、会社を辞めて社会との接点が希薄になるのは、プラスの面が見あたらないのです。
専業投資家になってしまえば、いまよりも銘柄分析に費やす時間が確保できるようになるでしょう。しかし、これまでサラリーマンを本業としながらも日本の相場でそれなりに生き残ってきましたから、いまさら会社を辞めて専業投資家になることのメリットとは感じられません。
私の投資手法は基本的に売らないスタイル。「売らない」というよりは「売れない」というのが正直なところです。売るタイミングを考えることなく続けてきたこともあり、売るのが下手すぎるのです。
専業投資家であれば、株式の売買で損小利大(損失を最小化し、利益を最大化すること)を徹底する必要があるでしょう。しかし、いまの私では、それを人並みにできるとは到底思えません。かといって、40代で“配当金生活”を送るのはとても退屈そうですし、そもそも現在の配当利回りがこれからも保証されるわけではありません。
会社員でいられる限り、毎月の給与で生活は安定します。たとえ株式投資に失敗して余裕資金を失ったり、株式資産を大きく減らしたとしても、食いぶちに即困ることはないのです。
生活にかかわる金銭的なプレッシャーが極力かからない環境下で、自由にやっていられるからこそ、これまでの私はうまくいったのかもしれません。
専業投資家になって毎月の安定収入がなくなり、運用パフォーマンスのよし悪しが生活にダイレクトに響くような環境は、大きなプレッシャーがかかります。それでもこれまでと同じようなパフォーマンスが出せるかといわれると、私の投資法では厳しいだろうと想像しています。
だから、これからも働けるうちはサラリーマンを続けながら、投資家としても活動したいと思っています。
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そんな愛鷹氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手160万円→4億円の10倍株ハンター厳選の大化け期待4銘柄》97銘柄でテンバガー達成の愛鷹氏が狙いを定める「増配ラーメン銘柄」「サイバー攻撃対策・サッカーW杯で上昇期待の株」などお宝株候補を詳細解説』で詳しく紹介している。
※愛鷹・著『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
愛鷹(あしたか)/現役サラリーマン投資家。理系大学院修了。2008年に株式投資を始め、約4億円の株式資産を築く。保有銘柄は1000社を超える。2026年2月現在、14年連続通算98銘柄で10倍株(テンバガー)を達成。「テンバガーハンター」と呼ばれる。著書に『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)。
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