効果的なチラシのつくり方
チラシは、インパクトのある目立つデザインで、情報をわかりやすく表示することが基本です。家族連れなどのターゲットが明確で、「いつ」「どこで」「何があるのか」をわかりやすく示すほか、来場メリットを訴求し、「行ってみたい」と思ってもらうことが大切です。例えば、「資金の相談が可能」「土地情報がある」などのほか、「スタンプラリー」などお子様向けのイベントによる訴求があります。
チラシもウェブ広告と同様に、ホームページでの来場予約が出口になります。「予約した場合のメリット」を打ち出し、ホームページのQRコードに誘導することが最も重要な要素です。
チラシなどの紙媒体は、引き続き有効ではあるものの、SNS広告が主流になる中で、広告予算の比率を下げていく必要はあります。今後の広告施策を検討するために、その有効性を正確に把握することが大切です。
QRコードにはチラシからの流入を識別できるパラメーターを振っておき、チラシのQRコードが読まれた数と、実際に来場したお客様がどれだけいたかを確認するようにしましょう。チラシのQRコードから来場予約に至るコンバージョン率は30~40%と、非常に高い傾向があります。
しかし、チラシに興味を持ったときに、スマートフォンでQRコードを読み込む人ばかりではありません。検索エンジンで会社名を直接検索する人もいます。会社を知ったきっかけがチラシでも、グーグルで会社名を検索してホームページにたどり着いた場合、来場アンケートの「来場のきっかけ」に「ホームページ」と回答する方が非常に多くいます。
このように、アクセス解析ツールだけでは、チラシの効果は正確に測れません。マーケティング担当者はそのことを理解していても、営業現場では徹底されていないケースが非常に多く見られます。来場時のアンケートや応対などで来場のきっかけをしっかりヒアリングする仕組みづくりも重要です。
*宮内和也氏著『SNSで家を売る「タイパ時代」の営業術』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部抜粋して再構成。
(第3回に続く)
【プロフィール】
宮内和也(みやうち・かずや)/ピュアグロース株式会社 代表取締役。住宅不動産業界を代表する戦略家・マーケターのひとり。大学卒業後、船井総合研究所に入社。住宅不動産業界に特化し、数々の業界常識を打ち破る成功企業を多数生み出す。地域一番店・県内ナンバーワンビルダーづくりから、IPO・上場企業のコンサルティングに至るまで多数の実績を残す。「定額制注文住宅」や「大型単独展示場」、コロナ禍の「来場予約ファースト」といった業界のスタンダードになる源流のプロジェクトを多数推進。2022年、経営人財集団「ピュアグロース株式会社」を創業。「知識と資本で純粋な成長の実現」の大義の下、創業段階で業界内の有名企業や個性派企業を多数クライアントとして抱える。