供給も安定し、より多くにユーザーのもとに届きつつあるNintendo Switch 2(Getty Images)
2025年6月に発売されてから7か月以上が経過した任天堂のゲーム機『Nintendo Switch 2(以下、スイッチ2)』。発売当初は予約抽選に外れるユーザーも多く、入手困難な状態が続いたが、現在は比較的供給が安定しつつあるようだ。
人気ゲーム機発売の際には、供給不足だけでなく、転売業者の買い占めの影響もあり、多くのユーザーに行き渡らないということも珍しくない。そうしたなか、任天堂の公式オンラインストアである『マイニンテンドーストア』では、スイッチ2発売時の本体購入予約抽選において、「『Nintendo Switch』で50時間以上プレイしていること」「Nintendo Switch Onlineに累積1年以上の加入期間があること」といった応募条件を設定。転売業者ではなく長らくスイッチを愛用しているユーザーに届くような施策がなされていた。
また、そのほかの家電量販店やオンラインショップにおいても、スイッチ2購入予約抽選で、その量販店チェーンが発行するクレジットカードを持っていること、購入履歴があることなどが条件となるケースが多かった。
長らく“一部のユーザーのみが購入できる”という状況が続いたが、2025年末あたりから、徐々に購入しやすくなっているという。ゲーム事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。
「発売から間もないころは、ネットや店舗での予約販売がメインでしたが、2025年の12月くらいから量販店などの店舗でスイッチ2本体が販売される機会を見かけることが増えています。多くの在庫を抱えている店舗も少なくないようで、予約しなくても店頭で購入できる機会も多々あります。また、条件なしで購入できる通販サイトもいくつか出てきていますし、“ほしい時に手に入る”という状況が近づいていると言えるでしょう」
その一方で、ゲーム業界では世界的なメモリー価格の高騰やアメリカの関税の影響を受け、2025年11月にアメリカ国内でソニーのPlayStation 5やマイクロソフトのXboxシリーズが値上げされ、ゲーム機への需要が落ち込むこととなった。
スイッチ2については価格(アメリカ国内では450ドル。日本での希望小売価格は4万9980円)を据え置いていたものの、任天堂の株価は1万4000円台まで上昇していた2025年8月から下降し、今年1月には9000円を切るところまで低迷。ところが、その後、スイッチ2の米国での12月の売れ行きが好調だと報じられたことを受け、任天堂株は大幅反発し、再び1万円台にまで上昇した。
「それでもなおスイッチ2が将来的に値上がりする可能性を指摘するアナリストも少なくない。そういう意味では、供給が安定してきている今こそがスイッチ2を購入する最良のタイミングなのかもしれませんね」(藤井氏)
