朝、昼、夜のどこかに読書の時間を入れる
タイムスケジュールに縛られた生活はつらいと思われがちだが、時間を大切にしているという実感があり、むしろ充実感が強い。
定年後のリタイア世代の人には、まず1日の時間割をつくることの有効性を伝えたい。例えば朝の7時に朝食、9時からウォーキング、13時から昼寝、といった具合に細かく具体的に書くことで生活にメリハリが生まれてくる。
そのうえで僕が実践したのは、趣味を絞ったことだ。昔から音楽と映画と読書が好きだったが、限られた時間で仕事と趣味のすべてを両立させることはできない。音楽と映画の時間を最低限にして、大部分の時間を読書に充てることにした。
音楽や映画は耳や目から入ってくる情報をそれ以外には変換できないが、読書は文字情報を読者が自由に音や映像に変換し、イマジネーションを膨らませることで認知機能も鍛えられる。
お勧めはノンフィクションだ。知的インプットが圧倒的に多いからである。還暦をすぎても、まだまだ驚くような世界が本の中にはある。この世に溢れる知を知らないまま生きていく人生は、あまりにも惜しい。
1日の時間割のなかで、朝、昼、夜のどこか1時間ほど読書の時間を入れるだけで人生は劇的に豊かになるはずだ。
次のページ:感想を文字で残すと効果的