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住まい・不動産

《23区内のシングル向け家賃は12万円時代に》家賃高騰で注目の「激狭物件」、居住者たちが語る“想像以上”の苦労 「冷蔵庫が置けず自炊も困難」「物が溢れて強烈な圧迫感」

激狭部屋での生活に向いている人とは

 一方、「約3畳+ロフト」の部屋で4年間暮らしたIさん(40代/男性)は、自戒を込めてこう語る。

「酒好きの人は、ロフト付きの部屋はやめたほうがいいかもしれません。ロフト付きの場合、下を生活空間にして、ロフトで寝るのが一般的ですが、酔った状態で昇り降りするのは本当に危ない。何度ヒヤッとする経験をしても、酔っていると正常な判断ができず、『大丈夫だろう』と登ってしまうんです。下手をすれば命に関わります」

 さらにIさんは、こう付け加える。

「狭い部屋だと物を失くさなそうに思われがちですが、実際は逆でした。あまりに狭いと、テーマ別やジャンル別に整理・収納するのが難しく、片付けきれない荷物があちこちに溢れます。その結果、物を頻繁に失くすようになりました。掃除も楽そうに見えますが、物で埋まった激狭部屋の掃除は想像以上に面倒です。

 細かいことを気にしない人か、逆に徹底的に整理整頓できる人でないと、激狭部屋での生活は破綻すると思います。私は前者でしたが、風邪を引いて3日間ほとんど部屋から出なかったとき、強烈な圧迫感に襲われ、引っ越しを決断しました。激狭部屋でうまく暮らす一番のコツは、とにかく部屋にいる時間を短くすること。朝起きたらすぐ外に出て、帰ったら寝るだけ。そんな生活ができる人なら、意外と快適かもしれません」

 家賃12万円台は、大学生はもちろん、20~30代の社会人にとっても厳しい水準だろう。激狭部屋のニーズは今後も高まりそうだが、相応のリスクと困難があることも理解しておく必要があるだろう。

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