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ライフ
加速するパチンコとアニメの融合

《加速するパチンコとアニメの融合》課題となる「作品へのリスペクト」を求めるアニメファンと「出玉性能と打つ楽しさ」を追求するパチンコユーザーの温度差

遊技機メーカーはアニメファンの新規ユーザー開拓を狙い、さまざまなキャンペーンを展開している(イメージ)

遊技機メーカーはアニメファンの新規ユーザー開拓を狙い、さまざまなキャンペーンを展開している(イメージ)

 現在のパチンコ・パチスロでは、アニメ、マンガなどの二次元コンテンツを題材とした遊技機が人気だ。その裏には、人気アニメのファンを取り込もうという遊技機メーカーの思惑もあるが、アニメファンはどう思っているのか。またパチンコ・パチスロユーザーは、アニメを題材にした遊技機についてどう感じているのか──。【前後編の後編】

 遊技機メーカーのニューギンは今年1月、新プロジェクト「A.P.Pプロジェクト」をスタートさせた。この「A.P.P」とは、「ANIMATION PACHINKO & PACHISLOT PLAY」の頭文字で、アニメ作品を題材とした遊技機を通して、若年層の新規ユーザーの開拓、遊技人口の増加を目指すという。

 一方同じく、遊技機メーカーのサミーは昨年6月、アニメファンに向けてパチンコ・パチスロの楽しみを伝えるためのサイト『サミ推し』を公開。昨今は、遊技機メーカーがアニメファンを取り込むべく、さまざまなキャンペーンを展開するケースが増えている。パチンコ・パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「現在のパチンコ・パチスロでは、アニメ、マンガ、そしてライトノベルを含めた二次元コンテンツを題材とした機種が圧倒的に多い。というのも、液晶画面上で多彩な映像が展開される遊技機が主流となっており、パチンコ・パチスロもいわば“映像コンテンツ”としての側面が強い。その点で遊技機とアニメ作品の親和性は極めて高いわけです。だからこそ、遊技機メーカーはアニメ作品を題材とした機種の開発に注力し、アニメの製作委員会に参加することもあります。また、遊技機メーカーが傘下にアニメ制作会社を持っているケースもある。遊技機メーカーがアニメファンへ訴求するのは、自然なことです」

 アニメファンへのアピールに力を入れる昨今の遊技機メーカーだが、そもそもアニメを題材にするようになった当初は、必ずしもアニメファンを意識したものではなかったという。

「アニメやタレントなどとタイアップする遊技機は1990年代後半くらいから増え始めますが、当初は最新のアニメなどを取り上げることはあまりなく、ユーザーが“懐かしい”と感じるくらいの作品が取り上げられることが多かったものです。当時のパチンコ・パチスロユーザーが20代後半から30代くらいがメインの層だったとしたら、そのユーザーたちが子供の頃に慣れ親しんでいたアニメ作品などが取り上げられる。たとえば、2005年にサミーが『パチスロ北斗の拳』をリリースし、大ヒットを記録しましたが、当時のパチスロユーザーのメイン層は『北斗の拳』が連載されていた頃に子供だった世代です」(藤井氏)

 ところが現在では、比較的新しい作品が次々と遊技機化されている。

「“ちょっと懐かしい”と感じるような人気アニメ・マンガの多くが遊技機化され、“ネタ切れ”になった結果、新しい作品に目を向けるようになったということでもあります。また、2004年にビスティの『CR新世紀エヴァンゲリオン』が登場して以来、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズがパチンコ・パチスロで大人気となっていますが、このシリーズがきっかけとなり、アニメ作品の遊技機化が定着していったと見ることもできます。エヴァが人気になったことで、近いテイストのアニメ作品の遊技機が増え、その流れがどんどん広がり、定着したということです」(藤井氏)

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