「嫌われる高齢男性」と「好かれる高齢男性」を分けるのは何か(イメージ)
周りに嫌われがちな「リタイアした元サラリーマン男性像」というものがある。「かつての肩書(部長等)を自慢する」「地域コミュニティに入ろうとしない」などが嫌われる理由となっているようだが、それは具体的にどのような言動に表れるのか。高齢男性と交流する機会も多いというネットニュース編集者の中川淳一郎氏(52)が、煙たがられる高齢男性と好かれる高齢男性について考察した。
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私自身は勤め人ではないため、日中でもスーパーへ行ったり釣りに行ったりする生活を送っています。いい年をした男が明るい中ブラブラしていて、暇そうに見えるのでしょう。けっこうな頻度で「今から飲みに行くぞ!」なんて、街で会った知り合いの元サラリーマン男性から誘われます。電話で誘われるパターンもあります。
そうした縁から多くの高齢男性を紹介してもらうこととなったのですが、地元の友人に「○○さんに会った」と言うと怪訝な顔をされ「大丈夫でした……?」と言われる。どういうことかと聞いたら「あの人、自分の話ばかりしますよね。あと、昔の人脈自慢ばかりしますよね。私はあの人、苦手なんですよ」との返事。それを複数人から聞いた。
確かに、過去に大手メーカーにいた人や一流ホテル、地元企業の代表格である金融・インフラ系にいた人々は、その華やかな人脈や仕事っぷりについて武勇伝のように話をしがちで、私もそういう人たちに何人も出会ってきました。
「1ドル=360円の時代に私は世界中を出張で周った。当時の日本人には滅多にない待遇だ」
「私はホテルの一流の上客を担当していて、可愛がってもらっていた。時には著名な俳優のお宅に招待してもらったうえに、100万円のお小遣いをもらった」
「私は在学中に税理士の資格を取り、その後会社ではその腕を認められて経理関連の役員になった。便利な経理システムの開発でも重要な助言をした」
「○○社(日本有数のメーカー)の前社長とは業界の会合で意気投合し、毎年年賀状をやり取りしている」
「ワシは伝説のフィクサー・A氏とB氏に師事し、多大なる影響を受けた。今でもそこで培った人脈が活きている(って時々飲むだけのようですが……)」
