3畳のワンルームマンション。家賃高騰で「激狭物件」も注目を集めている(イメージ)
部屋はベッドを置いたらそれで終わり
Aさんと同様、今年から大学進学で中国地方から上京することになったBさん(10代女性)も、大学から離れた場所に住むことになった。くわえて部屋の狭さに恨み節だ。
「予算内で、ネットで候補とした部屋は、パッと見た感じだと白い内装できれい。ただ、実際に内見や手続きのため先日上京してみると、写真で見た以上に狭いんですよね。ベッドを置いたらそれで終わりという感じ。同じ家賃を払えば、地元だったらもう少し広い部屋が借りられるんじゃないかなあ、と早速東京の物価の高さを感じています」(Bさん)
さらに驚いたのは、駅の駐輪場が有料なことだったという。
「家から駅までの距離が結構あるので、自転車を買おうと思ったら、駅近くの駐輪場に停めようと思ったら、毎回料金が100円かかる。そんなものなのかどうなのかがわからないのですが、何気なく生活するだけでこんなにお金がかかるとは思っていませんでした」(同前)
年間で約300万円の出費は痛すぎる
家賃上昇は、子供に仕送りをする親の懐にも影響する。全国大学生協連の調査によると、2025年度の仕送り額は7万4652円と、過去10年で最も高くなったという。関西在住の会社員で、今年息子が都内の大学に入学することになったCさん(40代男性)は、「国立に行ってくれたらまだよかったんですけどね」と渋い顔をする。
「子供が一人暮らしをする部屋の家賃が月に9万円。それとは別に生活費として月5万円。学費は私立なので年120万円ぐらい、年間で合計約300万円の出費です。国立は落ちてしまい、私立は2校合格したのですが、行きたい学部がある学校のほうが、授業料が高くて……。息子に選ばせたのだから、その選択は尊重したいと思うものの、こんなにお金がかかるとは思っていませんでした。とはいえ、大学には行かせたいし、子供に不自由な思いをさせたくありません」(Cさん)
もっかCさんの悩みは、息子の2歳下の妹の受験が控えていること。
「娘は再来年に受験ですが、第一志望は東京の有名私立大学。2人が一人暮らしの私立大学生となると相当厳しくなってしまう。娘の意思は大事にしたいので頑張るしかありませんが、東京に住んでいる人は、高い物価で日常生活を送っているわけですよね。スゴいですね……」(同前)
春が訪れても、財布が冷え込む家庭は多そうだ。
