Xへの投稿が不合格につながったのか
それでは、親はどこを見られるのか。
親の肩書きや学歴よりも見られるのは「親のキャラクター」だろう。Xを見ていると小学校受験に挑戦する保護者のアカウントが多数、存在する。このようなアカウントが特定され、それが原因で不合格になることが毎年あるそうだ。
ある保護者の娘はペーパー試験の点数も高く、教室からは「受かりますよ」と太鼓判を押されていた。ところがだ。
母親は、受験当日に着る服を子供に着せて、首から下の写真を撮り、それをXに投稿していた。それが影響したのかどうかわからないが、第一志望の学校で不合格になった。そのアカウントの投稿を学校側がチェックしていて、ネガティブ評価につながったと推測される。
この話の怖いところは、この保護者は「鍵アカウント」にしていた点だ。つまり、投稿をフォロワーしか見られないように設定していた。フォロワーの中に学校関係者がいた可能性がある。
こういった親の振る舞いが原因で不合格になることもあるようだが、親の職業などで合否が左右されるということはほぼないといえよう。
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シリーズ関連記事では、昨今の小学校受験で課される「ペーパー試験」の内容や、「行動観察」でどこが評価されているのかなどについて解説している。
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【プロフィール】
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)/ノンフィクションライター。2005年から取材と執筆活動を開始。『女子校力』(PHP新書)がロングセラーに。『中学受験 やってはいけない塾選び』『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』(ともに青春出版社)も話題に。『ハナソネ』(毎日新聞社)、『ダイヤモンド教育ラボ』(ダイヤモンド社)、『東洋経済education×ICT』などで連載をしている。受験の「本当のこと」を伝えるべくnote(https://note.com/sugiula/)のエントリーも更新中。