お金の実態が見えれば不安は軽減される(写真:イメージマート)
健康でお金の心配がない「幸福な百寿者」になるには、老後資金に関する不安を取り除くことが必要だ。この問題を解決するために考案されたのが「究極のズボラお金管理ノート」だ。「終活」という言葉を広めたことでも知られる一般社団法人相続診断協会顧問の武藤頼胡氏が考案したこのノート。前編記事ではこのノートに書くべき項目として「人生のお金3大エピソード」「お金の守りごと3箇条」を紹介したが、後編記事ではそのほかの項目の書き方を紹介する。【前後編の後編】
介護や医療費など「今後予想される特別な支出」
3つ目の「今後予想される特別支出メモ」は資産防衛の要となる。
「老後資産を考えるうえで、今後予想される特別な支出は外せません。例えば介護や医療費です」
家族・親戚にがんや認知症を患った方が多いのであれば、遺伝的に自分もそうなるかもしれない。そうしたリスクを考えて書き出し、意識することで、医療保険や介護保険について調べるきっかけにもなる。
「子どもの結婚、孫への支援なども考えられます。それらの大まかな金額を書き出します。見落としがちなのが『お墓』ですね。実家のお墓が遠くにあるから改葬しなければならない、という人もいるでしょう」
60代までは、「墓は遠い未来の問題」と考えがちだ。ところが70代になると急に現実的になってくるのだと武藤氏は言う。
「必要な場合はノートにしっかり書いておきましょう。お墓に関する費用を可視化しておくことで、いざというときの不安は小さくなります」
あまり難しく考えることはなく、ここでは「将来あり得ること」を5~6個ほど書き出すだけで十分だという。
