「終活」という言葉を広めたことでも知られる武藤頼胡氏(ホームページより)
「人生100年時代」といわれる今の時代、長く生きるためには、もちろん“老後資金”が必要だ。では、100歳まで生きるためのお金の準備はどうすればいいのか。どのようにしてお金を管理すればいいのだろうか。“カリスマ就活アドバイザー”に話を聞いた。【前後編の前編】
書くべき項目を極限まで絞り込む
老後資金に対する不安は、多くの人にとって避けて通れないテーマだ。しかし、その不安の正体を正確にイメージできている人は、実は少ない。「終活」という言葉を広めたことでも知られる一般社団法人相続診断協会顧問の武藤頼胡氏が語る。
「老後資金の不安は、“足りなくなるかもしれない”よりも“どれだけ持っていて、どう使っているのかわからない”という点にある。お金の額よりその全体像が見えていないことが不安の正体なのです」(以下「 」内は武藤氏)
“カリスマ終活アドバイザー”としてメディア出演の多い武藤氏のもとには多くの人が老後資金について相談に訪れる。そのなかには、「資産は500万円程度」と思い込んでいたにもかかわらず、整理してみると2000万円近い資産を保有していたケースもあったという。お金が増えたわけではなく、見えていなかっただけだ。こうした問題を解決するのが武藤氏の考案した「究極のズボラお金管理ノート」である。
「いま手元にお金がどれだけあり、今後どの程度必要なのか。それらを可視化するだけでなく、お金に対する自分の癖や願望まで見えてくるのがこのノートの特徴です。お金に対する解像度が格段に上がります」
お金管理ノートの利点は書くべき項目を極限まで絞り込んでいることだ。
「一般的な家計簿形式だとどうしても尻込みしてしまい、書き始めても続きません。お金管理ノートの項目は6つだけ。しかも細々した数字を書き込む欄はありません」
以下、各項目について、具体的に解説する。
