打たずに交換するファンもいる?
パチンコホールでパチンコ玉やパチスロのメダルを借りた場合、打たずにそのまま交換することも可能で、そのような方法でグッズを入手するアニメファンも出てくるかもしれない。自身もパチンコ・パチスロユーザーだというエンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏は、こう話す。
「2012年に『CRぱちんこAKB48』というパチンコ機が登場した際、この台に登場する楽曲のCDの“パチンコホールVer.”がホールの景品として提供されていました。私自身は特にAKBファンではないパチンコユーザーだったので、遊技して得た出玉で交換して手に入れましたが、パチンコ玉を借りて打たずにそのままCDに交換していたAKBファンもいましたよ。『グッズは手に入れたいけど、そのためにギャンブルをしたいわけではない』というファンも多いのでは」(以下、「」内同)
カプセルトイや一番くじとの違い
一方で、カプセルトイや一番くじなど、偶然性を伴うサービスにおいて人気アニメのグッズが扱われることは少なくない。そういったものを“推し活”として楽しんでいるアニメファンが数多くいることを考えると、パチンコ・パチスロと親和性が高いとも言えそうだが……。
「『推し活のためならお金に糸目はつけない』というタイプのアニメファンもたくさんいますし、カプセルトイや一番くじに大金をつぎ込む人も珍しくないとは思います。ただ、カプセルトイも一番くじも“ハズレなし”なので、何かしらのグッズが手に入るんですよね。その点で『お金がなくなってグッズも手に入らない』というリスクがあるパチンコ・パチスロとは違います。
また、現在のパチンコ・パチスロの場合、1日で数万円負けてしまうこともあるわけですが、『負けるくらいならそのお金を別の推し活に使いたい』と考えるアニメファンも多いのでは。もしパチンコ・パチスロ業界がアニメファンを取り込みたいのであれば、限定グッズだけでなく、何か“打つ楽しみ”を伝えるための施策があればいいと思います。もちろん『お試しプレイ』がその施策なのでしょうが、お試しプレイで得た出玉では限定グッズと交換できないとのことなので、チグハグな印象は否めませんね」
いくつかの課題も想定される「推しの日」だが、今回のプレテストを経て、より効果的な施策へとブラッシュアップされていくことだろう。
(前編記事から読む)