ファミコン世代が持つ「お宝」
編集者のFさん(50才/男性)も、子供時代のものをフリマサイトで売りさばいた。
「私は小学生の頃にファミコンが発売された“ファミコン世代”。カセットは捨てずに取ってありましたが、それだけでなく、箱や説明書までキレイに残っていたのです。親が厳しく、なかなかカセットを買ってもらえなかったので、宝物のように扱っていたことが功を奏しました。
興味深いのは、当時あまり売れなかった“ハズレのゲーム”の方が高く売れることがあることです。あまりに難しいため、“クソゲー”と認定されていたあるゲームは、攻略本とセットでオークションに出したら、なんと5万円以上で売れました。流通量が少ないからでしょう。
その他で高く売れたのは、任天堂から発売されていたゲーム&ウオッチです。パカッと開く2面の『ドンキーコング』をはじめ、『オクトパス』『ファイア』『ヘルメット』『マンホール』『ライオン』など、どれも定価をはるかに上回る価格でオークションサイトで売れました。キレイに保存していた甲斐がありました。
また、高校時代に好きだったアイドルの写真集や雑誌も良い値が付きました。当時はそれほど売れっ子ではありませんでしたが、その後、歌手として大成功し、お宝アイテム化しました。思わぬ形ですが、先見の明があったということでしょう」
団塊ジュニア世代の子供時代は、後年名作となる漫画やゲームを“リアルタイム”で享受できたど真ん中。今や貴重な“お宝”が眠っている可能性は高いのだ。だが、高値がつくと見込んでいても、逆にほとんど値がつかないものもある。後編では体験者たちの声から、その境界線について探る。