実家の子供部屋がそのままになっていると逆にチャンス?(イメージ)
2025年にいわゆる「団塊の世代」約800万人が75歳以上の後期高齢者となり、団塊ジュニアも50代に到達。“実家をどうするか”は、もはや国民的な課題である。長年足が遠のいていた実家の整理など、想像するだけでもうんざりするが、それを「楽しみ」に変える方法がなくはない。というのも、実家には「お宝」が眠っている可能性があるからだ。経験者たちの話を踏まえて、実家に眠る「お宝」についてレポートする。【前後編の前編】
実家の整理で発見した「大量のリール」
自動車メーカーで働くNさん(53才/男性)は最近、実家を出て以来、そのままになっていた“子供部屋”を片付けた。きっかけは、父が亡くなったこと。一人暮らしになった母が、少しずつ身の回りの品を処分し始めるなかで、母から「お前も自分の部屋を整理しなさい」という連絡を受け、久しぶりに実家に足を踏み入れることにした。
大学進学で上京し、自分の部屋は18才で時間が止まったままだったNさん。母には『取っておきたいものなんてないはずだから、あるものは全部捨てていいよ』という言葉が喉まで出かかったが、帰省を兼ねて実家に帰ると、思わぬ「お宝」が眠っていた。
「子供の頃、父とよく釣りに行った時に使っていたリールが大量にあったんです。ガレージの奥からシマノやダイワ、ABUのリールがたくさん出てきて、未使用のものもありました。細かい作業は得意なので、丁寧にメンテナンスしてオークションサイトに出品したところ、総額数十万円にもなました。最近はスマホで写真を撮るだけで査定額や相場が分かるので、売るか捨てるかの判断も簡単です」
