今秋、TOPIXが大きく生まれ変わる
実はTOPIX自体も今まさに変革の真っ只中にあります。2026年10月から「第2段階の見直し」が始まり、流動性や時価総額の基準を満たす銘柄に絞り込まれます。現在の約1700銘柄から約1100銘柄体制へとスリム化される予定で、新規採用される銘柄には買い圧力が、除外される銘柄には売り圧力がかかると見られています。
今回の改革後、TOPIXは「プライム市場全銘柄を網羅する指数」から「日本の代表企業の値動きを示す指数」へと性格が変わります。企業がTOPIX採用を意識して企業価値向上に取り組む流れが広がれば、市場全体の活性化につながる可能性があります
NT倍率が過去最高水準まで上昇している今は、一部の銘柄への集中が極端になっているサインです。こういう局面では、日経平均の上昇に踊らされず、保有銘柄の個別の業績や割安度を冷静に見直すことが大切です。相場の「見た目」と「実態」が乖離しているときほど、自分のルールに従って淡々と動くことが、投資を長く続ける秘訣だと思います。
今回のまとめ
・日経平均上昇でも多くの銘柄が下落。NT倍率で市場の実態を見よう
・長期積立ならTOPIX型が市場全体に分散できて合理的な選択
・今秋TOPIXが大改革。採用銘柄への注目が高まる局面が来る
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。