閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
ライフ

【一撃数千枚も】『スマスロゴッド』『ビッグドリーム』『真打吉宗』…コイン単価の高い機種がパチスロ人気回復を牽引 業界が注力する“射幸性を制御する取り組み”の現在地

義務化されたコンプリート機能による射幸性の抑制

 これまでのパチスロの歴史を振り返ると、射幸性の高い機種が人気になると、ギャンブル依存症の問題が顕在化し、その結果、管轄官庁である警察庁からの指導のもとで出玉規制につながるというケースが幾度となく繰り返されてきた。

 現在のように、射幸性の高いスマスロの人気が続けば、ギャンブル依存症の問題が深刻化することとなり、出玉規制に発展するという展開も考えられるはずだ。せっかくユーザー数がV字回復しているというのに、6号機移行時の二の舞になりかねないという懸念も生まれる。

「たしかに射幸性が高くなりすぎることは好ましくないのですが、現行のパチスロでは同一営業日内での出玉を規制するための“コンプリート機能”の搭載が義務化されています。このコンプリート機能があるおかげで、過剰な射幸性を持つ機種をリリースすることはできないのです」

 コンプリート機能とは、現在のパチスロ機に搭載されている機能。同一営業日内で最もマイナスになったところから数えて差玉が1万9000枚に達したところで、強制的に遊技が終了となる仕組みだ。つまり、どんな状態から打っても、1日に1台から獲得できる最大出玉は1万9000枚となる。

 また、スマスロのコンプリート機能の発動率についても、一定の割合以下におさめるという業界内の自主規制がある。

「業界団体で定めた割合を超えてコンプリート機能が発動したスマスロの遊技機については、メーカー側が自主回収しなければならない決まりになっています。回収時には、メーカーがホールに対して遊技機の販売価格に諸経費として20%を上乗せした金額を支払って、買い戻すことになっています。

 つまり、頻繁にコンプリート機能を発動するような射幸性の高い機種をリリースしてしまうと、メーカーは諸費用を負担したうえでの自主回収というペナルティーを受けることになる。自主規制を逸脱するほどの高射幸機をリリースしたところで、それが損失になってしまう可能性が高いということです」

 4号機や5号機の時代では、“いかにして出玉規制の枠を超えられるような機種をリリースするか”といった方向性のメーカーがあったのも事実であり、射幸性が高すぎるということで撤去された機種もあった。しかし、現在は、コンプリート機能の登場とその発動率を抑える自主規制によって、射幸性だけを追い求めることがリスクになっているのだ。

「今の自主規制が上手く働いている限り、射幸性についてはある程度抑制できるはずだと思います。ただ、現在人気がある高射幸機では、1日で10万円近く負けてしまうことも珍しくない現実もあり、のめり込みの果てに、ギャンブル依存症や多重債務といった問題があることも無視できません。各メーカーや業界団体としても、現在の自主規制をベースにしつつ、今後のユーザーの動向をしっかり把握しながら、射幸性をコントロールしていく必要があると思います」

 業界にとっては諸刃の剣にもなりかねない高射幸機の存在。せっかく回復したユーザー数を確保していくためにも、“適正な射幸性”を見出すことが重要なのかもしれない。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。