株式投資で“億り人”に到達したRickyさんは、どのようなリスク管理をしているのか(写真:イメージマート)
株式投資で“億り人”に到達した人々はどのようなリスク管理をしているのか。「一度買ったら二度と売らない株コレクター」を自称する“億り人”の個人投資家・Rickyさん(50)は、「リスクを恐れるビビリ投資家だからこそ、30年間投資を続けてこられた」と語る。
株式投資においてRickyさんはどのようにリスクを抑え、年間800万円超の配当収入を手にするまでになったのか。
自身の投資手法と保有79銘柄を公開した話題の著書『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)より一部抜粋・再構成して紹介する。
「致命傷だけは絶対に避けたい」
世の中には本当にさまざまな考えを持った人が存在します。リスクに対しても、下記の2つのように真逆の考え方が存在します。
・一度しかない人生、たとえ失敗しても短期間で大きく儲けるほうに賭けたい
・一度しかない人生、投資で致命傷を負うことは絶対に避けたい
私は完全に後者ですが、前者の考えを持つ友人が少なからずいることを知りショックを受けたことがあります。
私は他人の人生や投資手法を批判することはありません。大きなリスクを負って比較的短期間で大きな利益を上げている投資家さんを尊敬もしています。
一方で、自分には絶対に真似できないなとも思います。
ビビリ投資家だからこそ30年間投資を続けてこられた
私はリスクを恐れるビビリ投資家です。でもそのことを恥じてはいません。ビビリだったからこそ、短期間に大きなリターンを上げる他の投資家や、煽情的な投機情報に惑わされることなく、30年間投資を続けてこられたのだと思っています。致命傷だけは絶対に避けたいのです。
大したキャリアを持たない私は、これから働くとしても高い給料をもらうことはできませんし、もうブラックな環境に身を置きたくはないのです。
ですので、若い頃に盛んにやった先物取引や信用取引はもうやりません。もし仮に60歳の時点で投資に失敗して無一文になるくらいなら初めから投資などしないほうが幸せだったということもありえると思っています。
たとえ、それまで裕福な暮らしができていたとしても60歳から再度就活をし、資産形成をやり直すのは体力的にも精神的にも相当辛いはずです。
ですから、リスクをできるだけ抑えた投資を常に意識しています。
愛着は投資に有害なバイアスを生む原因にも
そもそも株式投資自体が、数ある投資の中でも高リスクに分類されます。守りの意識を持って投資に臨むことは、致命傷を避けるためにも絶対に必要なことです。
特に、株コレクターとして保有株式を手放さない握力をキープするためには、分散投資が必須です。
同一銘柄であっても、集中投資の場合と分散されたポートフォリオの一部として保有する場合とでは、当然リスクが大きく異なります。
よく今までで一番成功した銘柄は何ですかと聞かれるのですが、私の日本株ポートフォリオは80銘柄近くに分散されていますし、主力銘柄であっても投資額は総資産の5%以下です。
必然的に株コレクター投資術を始めてから、資産形成に大きく寄与した思い入れのある銘柄というものは存在しなくなります。
人間ですから、個別銘柄を長期間保有することで愛着のような感情が湧かないわけではないのですが、愛着は投資に有害なバイアスを生む原因にもなります。
集中投資による個別銘柄への愛着よりは、多銘柄で構成された「自作ファンド」を配当マシーンとして大切に育てていく感覚のほうが、バイアスによる弊害は出にくいと思います。
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そんなRickyさんがいま注目する銘柄はどれか。関連記事で詳しく解説している。
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【詳しくは…】億り人・Rickyさん厳選!「増配と株価上昇」が期待できる“割安お宝株”3銘柄を公開
※Ricky・著『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
Ricky(りっきー)/1996年、大学2年の20歳の時に投資を開始。割安・増配・財務良好な日本株を中心に投資を続け、2023年に配当金生活FIREを達成。2026年4月に新著『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)を出版。Xでは「Ricky投資研究所」として情報発信中。
Xアカウント:@jstockslab
