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葬祭のプロが考える「これからの葬儀」
新たな墓地探しの難しさと最適解

「この墓の面倒を誰が見るのか?」地方出身55歳男性が直面する現実 改葬を考えても一筋縄ではいかない、気が重くなる“新たな墓地探し”の道のり

公営墓地は安いが、入れるとは限らない

 次に、自治体が所有する公営の墓地について解説します。一般的に、民間の墓地に比べて費用が抑えられる傾向にあります。しかし抽選で選ばれるので狭き門です。私がお葬式を担当した遺族の中にも、一発で当選した人もいれば、毎年申し込んでいるが5年経っても当選しないという人もいます。

 自治体によって条件は異なりますが、納骨先がない遺骨を持っていることが申込み条件になることが多く、この場合は生前に申し込むことはできません。なお抽選に当たらない場合「ずっと自宅に遺骨を置いていてもいいの?」と尋ねられることがあります。法律では遺骨をお墓以外の場所に埋葬することを禁じていますが、自宅に置いておくこと自体は問題ありません。

 そうはいっても遺骨の所有者にも寿命がありますから、永久に自宅に置いておくことは現実的ではありません。当たらなければ、いずれ他の解決策を選択しなければならないでしょう。

 墓地探しの話には気が重くなりそうですが、最近は社会状況や経済状況に合わせて、いろいろなタイプの「新しいお墓」が登場しています。後編ではそれらのメリット・デメリットや、どんな人に向いているのかを紹介します。

▼▼▼後編記事▼▼▼
【つづきを読む→】「墓地、納骨堂、樹木葬、ゼロ葬…」結局どれを選べばよいのか?“令和のお墓選び”の最適解

【プロフィール】
赤城啓昭(あかぎ・ひろあき):1級葬祭ディレクター。葬儀業界歴約30年。運営する「考える葬儀屋さんのブログ」は月間45万PVを達成し、ライブドアブログ OF THE YEARを受賞。著書に『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』。テレビ、新聞、雑誌、YouTubeなどでも葬儀現場の正しい情報をわかりやすく発信中。
ブログ:https://kangaerusougiyasan.com/
YouTube:https://www.youtube.com/@kangaerusougiyasan

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